園についてabout
園の歴史
延広幼稚園は、1951年に「日本キリスト教団福山延広教会」によって設立され、キリスト教精神に基づいたシュタイナー教育を実践する子ども園です。開園以来、60年以上の伝統を持ち、卒園児は2,000 名を超えています。 子どもの自由で柔軟な精神を育み、他者を愛し他者から愛される人格形成を目標に揚げています。そして、多くの卒園児がキリスト教の愛と奉仕の精神を身につけ、各分野で活躍しています。
History
沿革
1951年
日本キリスト教団
福山延広教会により園を開設1968年
現在の「本町」に園を移転1990年
学校法人「福山基督教学園」に
園を移管2024年
認定こども園認可2024年
新園舎完成
Steiner educationシュタイナー
教育について
オーストリア生まれの教育者 [ルドルフシュタイナー](1861–1925)が提唱・実践した教育。 シュタイナー園の目的は、夢見るような幼児の意識をそのまま自然の状態にとどめておくことです。幼児の意識は、大人でいえば眠りの状態、夢をみている状態です。 幼児は行動と意思の中で生きていて、記憶と思想はまだ眠っているのです。 だから子どもに早期の知的教育を強要して目覚めさせてしまうなら、幼児期に発達しなければならない意思の力が育たず、やがて行動力の不足した大人になってしまいます。 また、思想力の成長の妨げともなるのです。「幼児は大人の言葉掛けによってではなく、その行動を模倣することによって学ぶ。」と言うのがシュタイナー幼児教育の原則です。 教師は、子どもが自由にあそんでいるただ中で、調理したり、裁縫したり、おもちゃを作ったり、という大人の仕事をします。 またさまざまな芸術活動を子どもと一緒に楽しみます。そういう活動を通して、子どもが模倣すべき対象となるのです。 幼稚園は理想の家庭であり、メルヘンの世界であり、幼児の夢見る意識を守る砦であるべきだと言うのが、シュタイナー教育の考えです。
Educational policy
保育方針
園は、子どもが初めて経験する社会生活の場です。
それは「学校」とは違い、家庭と学校教育とを結ぶ架け橋のようなものです。
そこで必要なことは知識や技術を教え込むことでなく、将来の学習への基礎と準備を与えることです。十分な基礎造りや準備を怠ったままでなされる知識の詰め込みや早期教育は、
一時的には目覚ましい効果があるように見えても、長い目で見れば無意味で有害な場合が多いのです。
当園では、安全・快適な家庭的雰囲気を用意して、子どもたちがリラックスして遊びに熱中し、遊びを通して社会的な適応性を身につけたり、自我を確立してゆけるように心掛けています。
具体的にどのような保育がなされているか、ご紹介いたしますと……
毎日、良い絵本やお話(メルへン)に接することで、想像力やユーモア、ものごとに素直に感動できる柔軟な心を育んでいます。
木の実、貝殻、木片など自然を素材とした玩具、手作りの人形等、できるだけシンプルな玩具を用意して、遊びに創意工夫や空想力の働く余地を拡げることを目指しています。
食事やおやつの調理、クッキーづくり、織物、針仕事などを通して、日常生活への興味・関心を拡げ、生活力を高めることを目指しています。
水彩遊び、蜜臘(みつろう)粘土遊び、輪遊戯(ライゲン)、オイリュトミー等、シュタイナー教育の独創的なカリキュラムを導入し、体と心の調和・集中力の養成を目指しています。
園外保育、泥遊び、水遊び、プール保育などを行い、自然と触れ合い、土と水に親しめるよう努めています。
幼児クラスの編成を縦割り(満3~5才混合)とすることで、模倣によって自然に社会的なルールを学ばせ、思いやりやリーダーシップを身につけさせることを意図しています。
Educational curriculum
保育課程
保育課程は0歳〜満3歳児までの3年間、年少、年中より年長までの1~3年間の最大6年間です。 年少児から年長児までは縦割りの構成です。 縦割りのクラスでは、年少の子どもは年長の子どものすることを模倣して育ちます。自分が年長になった時には、なすべき事が解っているので、どの子も自信を持って自発的に行動することが出来ます。また、同年齢クラスの場合に比べて、多くの子どもがリーダーシップを発揮するチャンスを与えられます。幼い子どもたちに対する思いやりも育ちます。 各クラスにはまた、同年齢同士のグループが作られ、年齢に応じた保育の時間も設けられています。
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類型認定こども園(幼保連携型 2024年より)
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入園のご案内0歳児~5歳児 利用定員90名
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Accesss
交通案内
交通手段 JR福山駅北口から徒歩5分。
〒720-0056 広島県福山市本町1-6